イタンジ社長 伊藤嘉盛のブログ

ITを使って不動産業界にイノベーションを生むイタンジ株式会社の社長ブログ

新しい仲介サービスが誕生。本日11/4から、「ヘヤジンプライム」が始まります

イタンジ株式会社は、不動産仲介業の再定義を目指し、11/4から「ヘヤジンプライム」という賃貸仲介サービスを開始します。※月額700円、東京23区で運用開始

 

この「ヘヤジンプライム」は、既存のサービスとは一線を画す、“新しい”賃貸仲介サービスです。では一体、どういう部分が“新しい”のか?

まず「ヘヤジンプライム」には、3つの新しさがあります。その中でも特筆すべきは、「ヘヤジンプライム」は、“全取扱物件の仲介手数料が無料”になる、“無店舗型”の賃貸仲介サービスだという点です。

※仲介手数料無料なんて昔からあった、と思った方は是非最後まで読んで下さい

 

ヘヤジンプライムの3つの新しさ>

①ネット専業無店舗型

ヘヤジンプライムはネット専業の無店舗型の不動産会社です。通常の部屋探しは、不動産会社の店舗に訪問して営業マンと物件を探してから物件見学に行きます。それに対してヘヤジンプライムは無店舗型の不動産会社であるため、来店の必要はありません。ウェブ上のマイページを使い物件のやり取りを行い、物件見学は現地待ち合わせとなります。来店の手間を省くことによって、今まで一日がかりだった部屋探しを30分程度で終わらせることができます。

 

②全物件仲介手数料無料

ヘヤジンプライムはエンドユーザから仲介手数料を頂戴しません。通常は賃料の1ヶ月分かかる仲介手数料が無料になります。仲介手数料が無料になる不動産会社は今までもありましたが、紹介できる物件数が市場全体の30~40%まで制限されてしまうデメリットがありました。それに対してヘヤジンプライムは物件の制限がありません。どんな物件も仲介手数料無料で契約できます。

 

③仲介業務の分業化・システム化

ヘヤジンプライムは仲介業務を低コストで行うために、徹底的な業務効率化を図っています。通常の不動産会社は熟練した営業マンが経験と勘によってひとりのお客様に対してマンツーマンの営業をしています。一方、ヘヤジンプライムはヒアリング、物件紹介、物件見学、契約業務にそれぞれ専門スタッフを設けた分業体制でやっています。この分業体制を実現するために、仲介業務の見える化・システム化を図りました。その結果、通常の不動産会社に比べて1/5まで業務コストを圧縮し、一部の取引で貸主から受け取る手数料だけで収益が上がる仕組みをつくることができました。

 

■スマホがあれば、もっと楽に不動産は探せる

こんなにスマホが普及して、いつでもウェブで物件検索ができるようになっても、これまでの部屋探しでは、不動産会社へ足を運ぶことが必要でした。しかし「ヘヤジンプライム」を利用すれば、契約まで不動産会社に1度も来店することなく、時間と費用を節約しながら、住みたい部屋を探すことができます。そして、現在は対面が義務付けられている不動産取引の重要事項説明も、規制緩和の一環として、今後はネットを使ってできるようになります。そうなれば、さらに手続きの手間が省け、部屋探しや引っ越しが、人々にとってより身近なものになってくると思います。

 

■時代に合った不動産の探し方を提供したい

現在、ECの分野ではAmazonもちろん、鮮魚分野では八面六臂、印刷分野ではラクスルなど、各業界で、ネットを活用した流通構造のイノベーションが進んでいます。

 

不動産業界も、今 改めてその流通構造を捉えなおし、新たなソリューションを提供すべき時が来ていると思います。ユーザーはウェブを検索すれば自分で物件を見つけることができる時代なのに、なぜインターネットが登場する前と変わらない額の仲介手数料を負担しているのでしょうか。ユーザーは物件が見つかって問合せをしたのに、なぜ不動産店舗に出向かなければいけないのでしょうか。

不動産の流通構造や賃貸仲介業の役割も、それに合わせて変えていく時が来ているのかもしれません。ウェブを使って自分で物件を探せるユーザーは不動産店舗に行かず、仲介手数料無料で契約できるサービスがあってもいいのではないでしょうか。もちろんこれまで通り、仲介手数料を支払ったうえで、店舗での対面コミュニケーションを望むユーザーもいると思います。僕たちが新しいサービスを提供することで、部屋探しをするユーザーの選択肢が増えれば良いと思っています。

 

イタンジでは、この「ヘヤジンプライム」というサービスを通して、一人一人により良い住まいを提供すること、そして、一人でも多くの人の「適所適住」を叶えることを、最大のミッションとしています。私たちは、今の不動産流通の構造を変え、ユーザーの「適所適住」を実現するための一歩となれば幸いです。