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イタンジ社長 伊藤嘉盛のブログ

ITを使って不動産業界にイノベーションを生むイタンジ株式会社の社長ブログ

東洋経済『すごいベンチャー100』に選ばれました

7/23 発売の東洋経済『すごいベンチャー100』という企画でかなり大きく取り上げて頂きました。
今までのキャリアをすべて不動産に捧げ、寝ても冷めても不動産業のことを考えています。巨大産業ゆえに変化は緩慢ですが、徐々に歯車の回転が加速している実感はあります。テクノロジーで不動産のあり方を変える!ヴィジョン達成から逆算するとまだスタート地点ですが、泥臭く大胆にやっていこうと思います。

 

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物件探しのチャットボットをリリースしました

部屋探しを対話アプリで 不動産仲介のイタンジ 

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ05H1I_V00C16A6TJC000/

コンサルティングが一定程度必要な物件探しはチャットUIと親和性が高い。ネット全体としては検索から対話へ向かう一方、ボットビジネスの観点では、今後はボットが乱立するであろうから、領域特化で大量の会話データを集めるか、物流やオペレーションを持たない限り差別化は難しいだろう。

私たちは幾つかのプロダクトにチャットボットを組み込んでいる。まだまだ課題は多いが人工知能が接客を補助・代替していく未来は近い。

新たにリリースした部屋探しボット

chat.heyazine.com

 

スマホで簡単に部屋探しができるノマド

nomad-a.jp

 

不動産会社向け自動接客システム追客くん

property.nomad-a.jp

32歳になりました

昨夜は親友たちに囲まれ、温かい気持ちで32歳の誕生日を迎えました。この1年の抱負は何かと聞かれ、目標を持たないことだと答えました。山頂に辿り着くことを目標にすると、道中にある景色や出来事への意識が薄れ「体験」が少なくなり、目標達成はしたけど満足度が低いという結果になりがちです。働くことは、目標の設定と達成の繰り返しであり、時にこのプロセスが自己目的化してしまいます。スティーブ・ジョブスは死ぬ前にこんな言葉を残しています。

However, aside from work, I have little joy.
In the end, wealth is only a fact of life that
I am accustomed to.

What I can bring is only the
memories precipitated by love.

しかし、仕事をのぞくと、喜びが少ない人生だった。
人生の終わりには、富など、私が積み上げてきた
人生の単なる事実でしかない。
私が持っていける物は、愛情にあふれた思い出だけだ。

何かを成し遂げる場合は道中も楽しめ。道中の景色や出来事が人生の彩りとなる。仕事の仲間や友人、家族との困難さえ愛おしもう。
自分にはそのようなメッセージに聞こえます。今この瞬間に集中して、今に夢中になる。そして思いっきり楽しむ。そうな風に過ごしたいと思っています。

本日の日経新聞に掲載されました

本日の日経新聞でネットを活用した不動産ベンチャー企業として、弊社が取り上げられました。昨年11月から開始したヘヤジンプライムは利用者数が15,000人を超え、サービス品質も安定してきました。また、5月14日に国土交通省からIT重説の社会実験に関する公表もあり、いよいよ不動産業界のIT化が進み始めています。不動産業界には問題や中古住宅市場の活性化という大きな課題があります。ネットを活用することで、情報の非対称性の解消や取引コストの削減が実現し、これらの課題を解決する一助になると信じています。

 

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ネット不動産 ヘヤジンプライム

prime.heyazine.com



 

ヘヤジンプライムのイメージ動画

弊社から独立した方にサービスのイメージ動画を制作してもらいました。
なんともゆるい感じで、あとからジワジワ来ます。お時間ある時にぜひご覧ください。

youtu.be

ヘヤジンプライムの料金変更のお知らせ

本日は、ヘヤジンプライムの料金変更に関するお知らせです。
ヘヤジンプライムは"仲介手数料完全無料"ということで、東京23区内の不動産業者間データベースに登録されている物件をすべて仲介手数料無料で契約できる料金体系で運営してきましたが、この度、2015年4月15日以降に、貸主様から広告料が出ない物件にお申込み頂いたお客様に、事務手数料として30,000円を請求させて頂く事に決定しました。
なお、貸主様から広告料が出る物件(東京都内23区の物件の約50%)にお申し込みいただいたお客様には、今まで通り手数料はいただきません。

ヘヤジンプライムから大事なお知らせ

料金変更の背景としては、ヘヤジンプライムのサービスの完成度を高めるために、今より多くの時間と資金システム開発とオペレーション改善に投資したいという考えがあります。

サービス開始から現在まで、手数料完全無料で運営するために最小限のスタッフ数で業務を行ってきました。また、皆様のご支援もあり沢山のお客様に利用して頂いきました。

一方で、スタッフ数名で数百名のお客様を同時対応することによってメッセージ返信が遅くなったり、毎日のように内見の予約枠が全て埋まりながら直前キャンセル等で予想以上の内見コストが負担が発生したり、いくつかの課題が生まれました。低コストでサービスを提供したい一方で、サービスの完成度を高めるためにシステム開発とオペレーション改善に時間と資金が必要だ、というジレンマがありました。

しかし、仲介手数料完全無料であることより、気持ちのいいサービスを提供することに重きを置くこととし、繁忙期を終えたこのタイミングで料金を変更することにしました。

4月15日以降は、いい物件がすぐに見つかるように物件探しの機能に磨きをかけること、内見で素晴らしい体験をつくることに注力します。

スタッフ一同ヘヤジンプライムをよりよいサービスにすべく日々の改善を重ねますので、引き続きご愛顧のほど宜しくお願い致します。

スマホの普及と宅建業法の規制緩和で新しい不動産取引の形が生まれる

イケダハヤトさんにヘヤジンプライムを紹介していただき、Newspicksなどでも話題になっている。不動産業界がどのように変わっていくのかは注目のテーマなんだなと、改めて実感。

ヘヤジンプライムは仲介手数料が無料ということで、料金の部分にスポットが当たることが多い。だが、ヘヤジンプライムの本当の存在意義は、不動産仲介業務を自動化・システム化したことによって、今まで不動産会社を頼らないと貸し借りできなかった人が、自分の力で不動産取引をできるようになることだ。

今までユーザは物件を借りようとすると、せっかくスマホを使ってインターネット上で物件を探しても不動産店舗に呼ばれて内見をしている。個別物件の問合せをしたのに、電話で話していると、いつの間にか店舗に行って物件の紹介を受けることに話が変わっている。スパッと部屋を見せてくれない。なぜ不動産会社はわざわざユーザを店舗に呼ぶのか。

結論からいうと、不動産会社の都合だ。ユーザにも不動産会社にも、来店の必然性はない。それにも関わらず、不動産会社がユーザを店舗に呼ぶ理由は、対面のメリットを最大限活用して、成約率を上げるためだ。通常、不動産仲介の営業は以下のようなステップを踏む。

①Screening(条件と与信の確認)
ユーザの物件希望条件、物件を借りるに足る収入はあるか、今すぐ成約する顧客か、などを確認。
②Maching(物件提案)
希望条件に沿う物件を不動産業者間DBから探して、おすすめコメントなどを加えながら紹介。ライフスタイル、勤務先の駅、室内のこだわりポイントなどを引き出しつつ、ユーザの希望条件と市場にある物件をマッチングさせていく。

③Viewing(内見)
ある程度マッチングした物件を2~3件選び、実物を見学。

④Closing(商談)
どの部屋を借りるのか、ユーザに意思決定を促す。

①・②はメールと電話、③は物件現地で待ち合わせ、④も現地でやれば、来店する必要はない。ユーザにとっては直接現地に行けた方が楽なので、少なくともユーザからすると来店の必要性はかなり低い。一方、不動産会社の中には現地待ち合わせでOKな会社もあるので、来店が絶対に必要ということではない。

では、なぜ?それはユーザに来店してもらった方が、不動産会社にとって売上を増やすのに楽だからだ。通常、不動産会社が①と②のステップを省略したり電話やメールなどで非対面で行うと成約率が下がる。営業担当社は、店舗全体の数値管理をしている店長や先輩営業マンから、ユーザを店舗に呼んで対面でコミュニケーションするように指導される。店舗に呼ぶ必然性がないのに、営業成績を上げるためにはユーザを店舗に呼んだ方が効果的なので、「内見をするためには一度店舗に来てもらう決まりになってます」「大家さんの指示で、内見前に顔を合わせるように言われている」などという変な営業トークが生まれる。さらに悪質な場合、成約済み物件であるのにも関わらず紹介できると言って来店を促す。また、不動産会社内のスキル育成も、対面型の営業に最適化されている。どうすれば来店してもらえるか、来店した時にどのように接客をすればいいかを学ぶ。スキルが高くなるほど来店してもらえるようになるので、対面型営業への依存がさらに強化される。

実際のところ、ヘヤジンプライムも非対面でサービス提供してかなり苦労した。様々な工夫をすることで、非対面でも対面並のコミュニケーンができるようになってきた。イタンジの行動指針には『エンドユーザファースト』という言葉があるので、いばらの道であっても非対面コミュニケーションを選んでいる。今まで半日がかりだった部屋探しが、物件の現地に行くだけで済むので、ユーザの負担は相当に減るはずだ。

ネットには物件情報がある。みんなの手元にはスマホがある。宅建業法の規制緩和によって不動産契約の非対面化が実現する。時は近づいている。

新しい不動産取引の形が今、生まれようとしている。